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母の言葉は呪い

親の言葉って強制力というか、
その発言を正当化する力が半端ない。

もはや「呪い」といってもいいくらい。

これはどうやら、私だけが感じているわけではなさそうよ。

例えば、なんだろう・・・

そう、小学生低学年の時に飼っていたインコが死んだ。
そのとき母はこういった、

「あんたがちゃんと面倒みなかったからよ」

あの時は本当に辛くて辛くて、
死んだインコを手のひらに抱えて、
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
と、ひたすら謝りながら泣くことしかできなかった。

そしてそんな自分に対してこう思った。

「わたしはなんてひどい人間なんだ、わたしのせいで大切なインコが死んだ」
「わたしは悪魔だ、死神だ、凶暴犯だ、絶対に地獄行きだ」
「きちんと面倒をみれないなんてクズ人間だ」
「わたしが代わりに死ねばよかったのに」

小鳥の餌は食べた後にまわりの籾殻みたいなものだけ残るのだけれど、
それが餌がまだ入っているように見えるわけ。

こどもは知らない。

こどもは管理能力なんてまだ備わっていない。

とっても賢そうな子であっても、
こどもはこども。

こどもとして扱ってあげることはすごく大事なこと。

親の立場で考えると、怒ったり教えたり諭したりすることは大切だけれど、

それよりも先に「心」を壊してしまわないでほしい。

幼少期に壊れた心は、大人になっても100%は修復できない。

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